この世に歌と云うものがなかったらどんな世界なのでしょうか ?
理性と情緒のない無味乾燥な世界が広がっているのでしょうか ?
今より、もっと人間の感情が本能に近いものだったかも知れません。
潤い、癒し、それは機械にとっての潤滑油、荒野を彷徨う旅人に
水のない世界、途方にくれるささくれ立った社会、考えられない。
物心付いて歌の世界に接することは何よりの情操教育だと思う。
人を愛すること、自分が可愛かったら、人の痛みを知ることです。
歌の世界から学び取ることの何と多いことか、つくづく幸せだと
思います。
歓喜! 寂しさ、悲しみ、人間はさまざまな感情で世を移ろう !
歌を作る人、それは心を訴えること、節、メロディを奏でること、
必死に生きる人に、届ける役の歌い手さん、楽器を爪弾く人たち。
オ-ケストラの響きは自然界の音の集大成、素人には上手く表現
出来ませんが、
このように総合的に出来上がって歌は完成する。
ひとりひとりの歌手、私はそれらの人々の背景を想像しながら
聴いています、若い人、壮年、歳とった人、その年代に応じた
歌の味がある、だから歌手に余り好き嫌いはありません。
ただ、欲を言わせていただくと、私の人生に生きる力を、気力を
与えてくれたのが北島三郎さんでした。
私の生きる道標でした、老いていくサブちゃんで良いのです、
何故なら、その後を私はよちよち付いていきますから。
今宵は、私にとって大切な持ち歌、同級会の帰りのバスの中で
同級生に始めて披露した歌、♪ 終着駅は始発駅 紹介します。
終着駅は始発駅 北島三郎
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