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歌謡

愛すること  愛されること

愛さずにはいられない / レイ チャールス

良い歌だとは分かっていたが、こうしてひとりで静かに聴いているとたまらない ! たまらなく切ない、落とした涙の価値が胸に迫って来る。

別れは人それぞれだが、年とともにその意味も違ってくる、大学時代に人を好きになって、恋をした女学生がいた、ある時偶然にその彼女と話す機会が有って言葉を交わした、両親の愛に育まれた育ちの良さが彼女の姿かたちに見られた。

次に彼女の消息が知れたのは恋に破れて自ら死を選んだと云う噂話だった、物静かな事業家の父上、品性敬う兄上、その人知れぬ悲しみが痛いほど伝わって来た。

伝える言葉はなかった、無言で見守ることが最善だと思うことにした、人を愛することの厳粛さ、立場の違いで死をかける人さえいるこの現実、

愛は、その恋は、立場が違えば天と地の差がある、狂おしいほどの愛    !

一夜限りの恋、 その逢瀬 !

様々な恋愛を見て来た者として、関って来た人間として、あの日の彼と彼女の切なさを振り返っている。

レイ チャールスの愛さずにはいられない、奴隷の悲しみを祖先に持つ黒人の悲しみ、その悲劇 !

切々と身に迫ってくる、見事なコ-ラス、ハミングと相まって聞き惚れている。

男 女の 区別なく

別れを告げられた側の、辛さ、切なさを想って見る、我が身の昔話だから  !?

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