八幡さまの梢が寂しく泣いていた
その娘はいつも一人ぽっち
今宵も頬を赤く染めて入って来た
コーラー頂戴 か細い声が震えていた
何処からともなく姿を見せて
カウンターの隅で人の話を聞いていた
私は知っていました彼女の胸の内を
店の近所に好きな人はいた
叶わぬ恋に心は沈み時折酒を所望した
渥美二郎の他人酒はそんな女を偲ばせる
何処にでもいた昭和の女性
二人差し向かいで飲ませてやりたかった
♪ 他人酒
詞 ・ 曲 遠藤 実
歌 渥美二郎
男には無性に逢いたい女性がいる
そんな時、渥美二郎の女歌を聴く
叶わなかった昔の女が笑顔を見せる
他人酒が過ぎ去りし別れを呼び覚ます
・
You Tubeでお聴きください 。