手酌の酒
私は長い期間水商売にいたので 酒飲みの習性は嫌になる程見て 来ました しかし反面、人間同士の固い絆も又 多く見てきました、 仕事上、気配りしながらの接待は 酒を味わうというよりも気遣いの酒 それ故、心許せる友… もっと読む 手酌の酒
私は長い期間水商売にいたので 酒飲みの習性は嫌になる程見て 来ました しかし反面、人間同士の固い絆も又 多く見てきました、 仕事上、気配りしながらの接待は 酒を味わうというよりも気遣いの酒 それ故、心許せる友… もっと読む 手酌の酒
目の前を幸せそうな中年のご夫婦が横切った 細い奥さんの肩に手を乗せて男は笑っていた 私はなぜかツーンと鼻に来て遥か彼方の恋人 同士を思い出していた「A よ !」 肌を刺す神社の境内は常に10人前後の青年たちが 道着を着て… もっと読む 大阪に幸せあったかい !
あれは 男 21の 春、 うちしおれる衝撃だった 宝物が掌から逃げて行く 世の中が真っ暗になった 崩れそうな心を支えた歌 高橋元太郎の唄う筏流し 戻らぬ恋歌別れ歌涙うた 呆然と立ちすくんでいた 朝露が頬を濡らして… もっと読む 想い出の 筏流し2
勇ましい話をすると なぜか人恋しい歌が 聴きたくなる 旅立ちの刻の別れ歌 ロマンチック恋唄 耳を澄ませて 小さな駅は見送る人が 一様に泣いていた 集団就職旅立ち スコットランド民謡 アニー・ローリーが 皆んな… もっと読む 遠い日の アニー・ローリー
お前さん古いね 冠二郎の演歌かい 惚れた女がいたんだね そうだよ ふた昔前の男歌だよ 女を泣かせてしまってね 俺のこころを 引き戻す 冠ぶし どこへ行ったかあの女 酒場の片隅で 1人思い出に浸… もっと読む 酒場の片隅で
雨脚の強い雨がガラス窓を叩く 表を流れる一級河川が 轟音をとどろかせて下流へ向かう 今日も慌ただしく電話が続く 殆どの人が勇気づけてくれる がんばれ 知らぬ間に雨が降り止んだ夜 虫の声が心地よく耳に届く 懐かしい歌声が記… もっと読む アカシアの雨に
園まり、中尾ミエ、そして伊東ゆかり ご存知、三人娘 彼女たちは当時の歌謡界を席巻した その中で私は伊東ゆかりに惹かれた 清純な乙女のイメージなのに 小指の思い出は 悩ましさを抱かせた それぞれが世の男たちを… もっと読む 小指の
まさか三船浩のヒット曲が 我が身の悲恋歌になろうとは ああ ! サワーグラスの哀愁 昭和35年通学途中の3人は それぞれの持ち歌を唄った 学生には似合わない恋の歌を 詩の意味知らず情感すらも ? 初恋 一目惚れ 青… もっと読む ああ! サワーグラスの哀愁
作詞:石本美由起、 作曲:岡千秋 といえば数々のヒット作を作っているレジェンド、 私はその作品に酔いしれる大ファンのひとりである。 北見恭子という美人歌手がいる、若い人と違って 時流におもねることなく日本の正当歌謡を歌う… もっと読む 長良川哀しや
君への便り 高校時代に田舎の道ですり違った女性がいた 当時、景気の良かった真珠の養殖で働いていた 私と同年代又は少し年上の娘さんたちだった 私のおばあちゃんは其処で働いていましたよ 若い夫婦はそう言って笑顔を返してくれた… もっと読む 君への便り