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歌謡

北へ帰ろう  夫婦絶唱

故郷に近づくと、ふるさとが遠ざかる

馴染みの旧友との再会は、

喜びと悲しみが交互に打ち寄せる

 

通いなれた坂道がその片鱗を残して

真新しいアスファルト道に代っていた

心に残る男は既に天国へ旅立っていた

 

夫婦絶唱

妻が逝き 傷心の夫が後を追う

北海道を偲び 妻を愛しんだ男だった

 

寡黙な男は 自らの無力を恥じて

言葉を吐いた

あの情景が 無性に胸を打って蘇える

 

北へ帰ろう

何度呟いて 叫んだことだろう

いとし子は 親の想いを代弁して

甲子園球児で 姿を見せた

 

帰れない 北海道が

テレビの画面で 結ばれた

夫婦絶唱 北海道哀歌 雪が舞う

 

短い命だった 寡黙な男の願い 切ない

 

今宵も又  徳久広司の 北へ帰ろう が

男ごころを 泣かせる

 

 

 

 

 

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