不如帰 ああ姉よ
私にとってこの歌は辛い曲です。 (以下 敬称略) 歌詞の一部に「泣いて血を吐く・・・」という詞があり 当時昭和天皇陛下は、危篤と小康状態を往復していたため 時期的にも適切な表現ではないという理由から放送中止に なった経緯… もっと読む 不如帰 ああ姉よ
私にとってこの歌は辛い曲です。 (以下 敬称略) 歌詞の一部に「泣いて血を吐く・・・」という詞があり 当時昭和天皇陛下は、危篤と小康状態を往復していたため 時期的にも適切な表現ではないという理由から放送中止に なった経緯… もっと読む 不如帰 ああ姉よ
ふるさとを後にして幾年月、気の遠くなる歳月を数えていることに 改めて感慨深い。 それは、長年会っていない人がたくさんいたということでもある。 男同士の殺風景な稽古風景、石ころ交じりの神社や寺の境内は 寒風吹き荒び、真冬の… もっと読む 蒙古放浪歌 Aよ !
あなたに褒められたくて 先般お亡くなりになられた俳優 高倉 健さんのエッセー集である。 出版当初、行きつけの書店で買い求めて、その後、甥にも 購入して与えた宝物である。 つい先日も小さな文庫本を新たに手に入れて時折目に… もっと読む あなたに褒められたくて 健さん
悲しい夜になった、 思いも依らぬ知らせが届いた、 ひとりの身近な人の悲報だった。 先日、訪ねたばかりだった、 ある手続きの依頼で 信頼するA先生との訪問だった。 まさか、愕然として言葉もない、 手続き中止の連絡を入れると… もっと読む 人の死は
痩せほそろえた身体は、まるで子供のようだった、 目の見えない目を、だから大きく見開いて一点を凝視した。 問いかける言葉を理解して動かぬ頭が小刻みに震えた、 「わん! わん!・・・」 弱々しげに泣き声をあげた、 長い痴呆の… もっと読む アニー・ローリー 愛
まるに捧げる歌 平成27年の正月が其処に来ていた、 その少し前、10月15日 我が家の愛犬まるちゃんは満17才の誕生日を迎えた。 1年少し前からボケの症状 (痴呆症) が出て 彼女の生活は一変した、 緑内障で視力が低下、… もっと読む まるに捧げる歌
寒さがことのほか厳しくなって来た、 朝夕の挨拶も「寒くなりましたね!」が飛び交う。 早いもので11月も半ばを過ぎた、 師走が駆け足でやってくる、 動画でクリスマスソングを聴く機会が増えた。 明日は、厳かにもうれしい食事会… もっと読む 希望
ぽかぽか陽気の日曜日 昨日までの寒さがまるで嘘のような 暖かい陽射しが降り注いでいる 何処かで見たような 感じたような 不思議な錯覚に陥っていた ・・・・・ 昭和〇〇年の冬 その日は特に底冷えのする寒気が 町全体を覆って… もっと読む 陽射しの中で
愛媛県では知れ渡って来たが田舎の風習真穴の座敷雛、 都会で生活する人には理解しがたいお雛さま、 又、故郷を後にして都会へ出た人には郷愁をさそうお雛さま。 私にとって身近な人々がその行事に参加している、 私の四級上の親戚に… もっと読む 真穴の座敷雛
港町の山の手に、その小さなスナック喫茶店は在った。 その日は早い時間から客がやって来て店内は賑わった。 三人連れの男性客がカウンターの空いた椅子に座った、 その内の二人AとBはマスターの馴染み客、気心の合った 友達、物静… もっと読む 北へ帰ろう あの男は今、